ファンクショナルトレーニングとしてお尻の筋肉を鍛えるトレーニング動画をアップしました。
この動画のトレーニングで、臀部(お尻)の筋肉と、腸腰筋を鍛えることができます。
お尻にえくぼを作ることが一番の目的ではなく(もちろん、そうなることも良いことですが)、体を「機能的に」動かせるようにするためのトレーニングです。
バドミントンの動きに特化したものではないトレーニングで身体の機能を高め、「立つ、座る、歩く、走る」などの日常的動作動作をスムーズかつ安全に行える「ケガをしなくなる」体づくりを目指しています。
結果として長くバドミントンを楽しむことができるという考えで、こういったトレーニングを取り入れています。
臀部の筋肉を鍛える理由は?
臀部(お尻)の筋肉は体の中でもかなり大きな筋肉です。でも、日常生活の中でこの筋肉を意識することはあまりありません。
お尻の筋トレをすることにより、お尻の筋肉を動かしているという意識を持つことはとても重要です。
お尻の筋肉は、日常的な動作(座る、立つ、歩く)すべてに関わる筋肉で、ここが鍛えられると動作が安定し、効率的に動けるようになるので疲れにくくなります。
また、下半身が安定するため、膝のブレが少なくなり、膝痛の予防や解消になります。
さらには、大きな筋肉を動かすことにより基礎代謝が増え脂肪燃焼につながります!
腸腰筋ってどこの筋肉?
インナーマッスルなので意識しにくいのですが、簡単に言うと上半身と下半身をつなぐ筋肉です。
足を引っ張りあげる筋肉で、階段でつまづきやすかったり、何もない平らなところでつまづくのは、腸腰筋の働きが弱かったり、固まっていることが原因です。デスクワークの多い仕事で同じ姿勢を続けていると固くなってしまいます。
腸腰筋を動かし鍛えることで姿勢が安定するので日常生活にも良い影響があります。
姿勢を維持できないと腰に負担がかかり腰痛の原因になるので、腰痛予防にも重要な筋肉です。
腸腰筋が弱いと、歳を取ったときに階段の上り下りに苦労することも…。バドミントンに限らず日常生活を健康的に過ごすために鍛えておくべき筋肉です。
ファンクショナルトレーニング
紹介した動画のトレーニングは、【40秒運動→20秒休憩】を8種目、つまりたった8分間の運動です。
体育館だけでなく、家でのちょっとしたスキマ時間に取り入れることができますので、ぜひやってみてください。
各トレーニングで意識する点を書いていきます。
①フルスクワット
- 膝をしっかり曲げてお尻を下ろし、手のひらを地面につく
- かかとは床につけたまま、浮かさない
- 膝とつま先の向きは同じ方向を意識。方向が違うと怪我の原因になるので注意
- 膝を伸ばしたときに体を真っ直ぐ立って腸腰筋をしっかり伸ばす。前屈みにならない
②ショートランジ(右足)
- 前傾姿勢を維持したまま、前に小さくランジ
- 深くランジするのではなく(これだと腿やハムストリングスのトレーニングになる)、浅くランジ
- 足を戻して、またすぐに同じ足でランジ
- 体は前傾をキープしたまま足を戻すので体重が足に乗ることはない。体の重みで自然に足が前に出る
③ショートランジ(左足)
- ②の逆足で行う
- 左右でやりやすさ、やりにくさの違いがあることを認識できると良い
④フロント&バックランジ(右足)
- 前傾姿勢を維持したまま、前に小さくランジ
- 深くランジするのではなく(これだと腿やハムストリングスのトレーニングになる)、浅くランジ
- 足を戻して、またすぐに同じ足でランジ
- 後ろ足のかかとが寝ないように、しっかり立てる
⑤フロント&バックランジ(左足)
- ④の逆足で行う
⑥バウンドスクワット
- 腿を床に並行にしてワイドスクワットの形。手を胸の前で合わせる
- 小刻みに腰をバウンド。大きくバウンドさせず小刻みにすることが大事
⑦サイドランジ(左右)
- 右足を右に出して股関節を折り込んで、手を地面につける
- 軸足(左足)はまっすぐ伸ばす。ここが曲がりがちなので注意
- つま先は両足とも真正面のまま。斜めに向かないようにする
- 軸足(左足)の左側面が浮きがちなので、足裏をべったり着ける
- これを左右に繰り返す
⑧ジャンプスクワット
- ①の姿勢から小さくジャンプして頭上でタッチ
- ジャンプしたときに体を真っ直ぐにする(腸腰筋を伸ばす)
- ジャンプは大きく飛ばず、少しだけでOK。ジャンプの高さよりも体を伸ばすことが重要
トレーニング全般で意識すること
正しい形か、スピードか
始めからスピードを意識する必要はありません。
まずは正しい形でやることが重要。それができている人は負荷をあげるためにスピードアップしましょう!
息を止めない
呼吸も大事です。つい力が入ると呼吸を止めがちなので、しっかり呼吸しながら運動することを心がけましょう。
まとめ
臀部の筋肉、腸腰筋を鍛えることは、体を安定させ、運動時のケガ防止だけでなく、日常生活の動きが楽になります。
おそらく初めてやった次の日はお尻が筋肉痛になると思います。
普段の生活の中でお尻が筋肉痛になることはあまりないはずですので、お尻の筋肉を意識できるよい機会になります。
たった8分の運動ですので、スキマ時間にぜひやってみてくださいね♪
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